流行風。
桜の季節。
名残惜しいですが
もう散ってしまった所も多いでしょうね。
でも 南北に長い日本列島。
北国ではまだ。
枝のつぼみも固く、朝晩の冷え込みも残っています。
しかし 確実に
鼻はむずむず、目はしばしば…。
間違いなく春は
細胞単位で目覚めさせている…
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こんな季節は
日当たりのよい場所で読書三昧。
できれば
手に汗握るサスペンスよりも
ほのぼのとした作品がいい。
そんな木漏れ日の中で読みたい1冊が_
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恩田陸/蒲公英草子: 集英社文庫 販売元:HMVジャパン HMVジャパンで詳細を確認する |
今流行の漢字クイズにも出そうな書名ですが_
『蒲公英(たんぽぽ)』草子。
書名からして春向きですね(笑)。
_本書は『常野物語』と題した
三部作(?)の第二作めです。
キャッチコピー風にいえば_
ある能力をもった流浪の一族『常野』の家族が織り成すファンタジー。
でも
どこか悲しくて儚い、夢のような作品。
このシリーズ第一作めの_
| 光の帝国 /恩田陸/著 [本] 販売元:セブンアンドワイ ヤフー店 セブンアンドワイ ヤフー店で詳細を確認する |
は現代の物語でした。
今回は『にゅう・せんちゅりぃ』と呼ぶ
何かが変わるかも知れないという
期待と不安の入り混じった二十世紀初頭の物語です。
どこにでもあった日本の原風景のような田舎の村が舞台。
そこには暖かく幸せな時間がずっと続いていくはずでした…。
ひとりの女の子の目を通して語られていく その宝石のような日々。
でも その平和な日常は はからずも少しずつ変わっていく…。
その鮮やかで凛とした世界が失われていく様は
まさに桜の花のように儚い…。
ページをめくるのが惜しくて
また先を知るのもコワくなる珠玉の1冊。
読後は少し余韻に浸りたくなる、そんな作品です。
前作からさらに物語に厚みが増した感じですが
さらに三作めは…。
残念ながら未読なのでその感想はまた別の機会に。
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