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流行風。

桜の季節。

名残惜しいですが

もう散ってしまった所も多いでしょうね。

でも 南北に長い日本列島。

北国ではまだ。

枝のつぼみも固く、朝晩の冷え込みも残っています。

しかし 確実に

鼻はむずむず、目はしばしば…。

間違いなく春は

細胞単位で目覚めさせている…

************

こんな季節は

日当たりのよい場所で読書三昧。

できれば

手に汗握るサスペンスよりも

ほのぼのとした作品がいい。

そんな木漏れ日の中で読みたい1冊が_

 恩田陸/蒲公英草子: 集英社文庫 恩田陸/蒲公英草子: 集英社文庫
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今流行の漢字クイズにも出そうな書名ですが_

『蒲公英(たんぽぽ)』草子。

書名からして春向きですね(笑)。

_本書は『常野物語』と題した

三部作(?)の第二作めです。

キャッチコピー風にいえば_

ある能力をもった流浪の一族『常野』の家族が織り成すファンタジー。

でも

どこか悲しくて儚い、夢のような作品。

このシリーズ第一作めの_

光の帝国  /恩田陸/著 [本] 光の帝国 /恩田陸/著 [本]
販売元:セブンアンドワイ ヤフー店
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は現代の物語でした。

今回は『にゅう・せんちゅりぃ』と呼ぶ

何かが変わるかも知れないという 

期待と不安の入り混じった二十世紀初頭の物語です。

どこにでもあった日本の原風景のような田舎の村が舞台。

そこには暖かく幸せな時間がずっと続いていくはずでした…。

ひとりの女の子の目を通して語られていく その宝石のような日々。

でも その平和な日常は はからずも少しずつ変わっていく…。

その鮮やかで凛とした世界が失われていく様は

まさに桜の花のように儚い…。

ページをめくるのが惜しくて 

また先を知るのもコワくなる珠玉の1冊。

読後は少し余韻に浸りたくなる、そんな作品です。

前作からさらに物語に厚みが増した感じですが

さらに三作めは…。

残念ながら未読なのでその感想はまた別の機会に。

 エンド・ゲーム 常野物語 エンド・ゲーム 常野物語
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