人生の極意。
中高年になったら_
一緒に酒でも酌み交わす友がいると
人生の楽しみが増えるといいます。
でも
あまりお酒が好きではない方は
午後のひととき
日向ぼっこでもしながら
渋いお茶と甘味で語り合う…
それは
ひとつの理想的な後半生の過ごし方でしょうね。
まあ 現実はそんな風にはいかないでしょうが…。
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そんなリラックスをする時に飲むお茶と
似て非なる世界が『わび』『さび』でおなじみの茶の湯。
それは
_静謐で精神性の高い美を追求する嫌世的世界_
世俗とは無縁の悠々自適な枯れたイメージですが
実は…
かつて 戦国時代には流行の最先端であり
一流の文化人としての証であり
世に出るための必須の素養だった…。
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豪快茶人伝 (角川文庫) 著者:火坂 雅志 |
そんな茶人たちの人間臭い、俗世的な 一面を切り取ったのが本書。
茶道関係者のそれと違い、小説家ならではの切り口で
神格化された茶人たちのなまの姿を描き出した作品集です。
あの『わび』『さび』で静的で深く精神世界を極めた芸術として進化させ、
死をもってその名を不滅とした利休を筆頭に
織部、遠州、そして信長、秀吉、家康などの文化人や権力者たちを
時には結びつけ、時には切り裂く…
そんな茶の湯を通して繰り広げられる歴史の舞台裏をも知ることができ
また謎の人物といわれるノ貫(へちかん)や金森宗和(かなもりそうわ)などの
個性的な茶人たちの生き様も 産地や摘み取る時期の違ったお茶の味同様に
それぞれ味わえました。
その生き様はそれぞれ違って、峻烈で痛快だったり、静謐で深遠であったり…
そこには血の通った人物像が描かれています。
著者は今話題の大河ドラマ『天地人』の原作者。
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天地人〈上〉天の巻 著者:火坂 雅志 |
秀吉の筆頭侍医となった施薬院全宗を描いた_
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全宗 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ) 著者:火坂 雅志 |
また 家康の知恵袋として乱世の時代を平和的な法治国家としての礎を築こうと
苦悩する金地院崇伝を描いた_
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黒衣の宰相 (文春文庫) 著者:火坂 雅志 |
と快作を発表し続ける、成熟の歴史小説家。
ぜひ
『天地人』以外の作品もご賞味あれ。
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